- 一人っ子政策が作り出した中国の人口構成の歪み。
中華人民共和国(中国)では、生まれる男女の比率が、女児と男児で1:1.2の比率があると新華社電は伝えました。
これは世界一アンバランスだそうです。
この傾向は農村部ほど強く、「結婚適齢期」の20-45歳では、男性が女性を1800万人を上回との事です。
つまり単純に言えば、1800万人が結婚できない事に・・・
日本の平成17年(2005年)の人口統計では、20-45歳の人口で男性2213万人、女性2161.7万人。
(http://www.stat.go.jp/data/nihon/02.htm)
日本でも男性の方が多いですが、その差は50万人程度です。
生物学的に見て、優秀な子孫を残す事を目的とした女性の方が少ない方が、より次世代に良いDNAを残せるのかもしれません・・・(すごくドラスティックですが。)
しかしそれはさておき、中国の一人っ子政策はこのような歪を生み、さらに急速な少子高齢化社会を迎えようとしています。
かつて人口資本説を唱えていた中国ですが、やはり自然の成り行きを捻じ曲げれば、その歪が自らに跳ね返って来るということなのでしょうか?
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