不注意によるサーバトラブル – 詳細レポート

前回、サーバトラブルが起きた事を報告しました。
ようやく復旧がほぼ終わり、今回はそのフィードバックです。

とは言ってもフィードバックと言える程偉そうな話じゃありません・・・

サーバに使っていたFedora Core 6をFedora 7にアップグレードしようと考えていました。アップグレードの記事
Fedoraとは、LinuxというOSの一種であり、世界のサーバの大半はUnix・Linux系で運用されています。

Fedora 7へのアップグレードは順調に行われました。
ただ一点を除いて・・・
その一点とは、システム言語?(デフォルト言語?)がアップグレードして英語になってしまった点です。
ログイン画面で「language」を選択しても日本語(Japanese)がありませんでした。

いろいろ調べましたが・・・残念ながら力及ばず解決できませんでした・・・
そこで、Fedora 7のCDからアップグレードすれば?と思い、ディスクからのアップグレードを試みました。
すると・・・起動しなくなりました!
GRUBは正しくカーネルを捉えていましたが、エラーメッセージに「kernel panic」の文字が出てました。

このトラブルというか不注意を起こしたのは2/17(日)の15時。
なかなか原因が掴めない・・・
原因を追及しないと成長できない・・・
しかし、明日以降忙しい!
なんとかウェブサイトの不通が長続きする事を避けたい・・・

よってOSを完全再インストールする事に決めました。

OSをセットアップし、最初にウェブサーバが立ち上がったのは2/17(日)20時。
それから完全にウェブページが復旧したのが2/18(月)1時50分。
実にサイト不通から10時間でサイト復旧しました。

このブログも含め、私の運営するほとんどのサイトはMySQLというデータベースを利用しています。
バックアップを他のコンピュータで復元する練習?はした事が無く、約1年間に渡って作成してきたデータが果たして本当に普及できるのか不安だらけでした・・・
「phpMyAdmin」を利用して復旧作業をしました。

その際に、XOOPSで運営しているサイトの文字化けが発生しました。
「XOOPS 2.0.16a JP」には、インポートする際にEUCにエンコードする事で解決しました。(Legacy版はそのまま(non))
080219_seji_a-01.gif

これでほぼ問題なく復旧が進みましたが、ただ一点、「masa.hのウェブサイト」で使っていた「nbBlog」のデータベースが問題を起こしました。

SQLのエラー####################
エラー
実行した SQL:

— テーブルのデータをダンプしています `xoops_nmBlogAccessComment`

INSERT DELAYED IGNORE INTO `xoops_nmBlogAccessComment` ( `id` , `groupid` )
VALUES ( 23, 1 ) , ( 24, 2 ) ;
MySQLのメッセージ:
#1031 – Table storage engine for ‘xoops_nmBlogAccessComment’ doesn’t have this option
###########################

これも散々調べましたがわかりませんでした・・・
ともあれ、このサイトでnmBlogは現在使っていなかったため、SQLのバックアップデータをWordで開いて、nmBlogの部分を全て削除し問題を解決しました。

今回の事で、復旧のためのデータのバックアップは整っていましたが、速やかにバックアップを組むためのマニュアル的なものが無かったため、一つ一つ足りないものを思い出しながら進める事となり、あまり効率的とは言えませんでした・・・
反省すべき点です。

私にとって最悪のケースは、サーバが壊れる事よりもウェブサイトのデータが失われる事です。
今回は被害は最小と言えますが、やはり自らの思慮の無さ、慎重さに欠けていた事が無用なトラブルを引き起こし、何とも悔やまれます・・・。

先日、韓国の文化財・崇礼門(南大門)が焼失した事件がありました。
未然にトラブルを防ぐための対策や緊急時のマニュアルの大切さ。
ここ数日、私は今回の体験で身をもって感じている次第です。

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